遊びには幼児の成長や発達にとって、重要な体験が多くふくまれています。遊びを通して、環境に様々な意味を発見したり、思考をめぐらし想像力を発揮したり、友達と関わることで、達成感、充実感、挫折感、葛藤等を味わうことができる幼児期特有の学習といえます。この遊びの中に下記の内容を含めていきたいと思います。
(1)身体の発達はその後の健康と精神の発達にも結びつく大切な事柄です。連動遊びやリズム遊び等を取り入れ、身休の色々な動かし方を体験しながら発育を促すとともに、友だちと一緒に行うスポーツや昔の遊びを取り入れて、一緒に野外で遊ぶ楽しさを知ったり葛藤も味わい、人間関係も学んでいきます。
(2)絵本の読み聞かせの内容について道徳心を育んだり、規範意識を覚えるもの、生活習慣や人との関わりを考えるもの、世界観を広げるもの等を積極的に取り入れていきます。また、幼児の保育室に隣接して絵本コーナーを設置します。
(3)工作や制作活動、リズム遊びや音楽活動を通して感性や表現力を養うとともに、共同制作や合奏などで仲間同士で刺激しあったり、一緒にやり遂げた喜びや満足感を味わいます。
(4)保育園敷地内に畑のスペースを用意しています。子どもたちが自分で種や苗を植えたり、収穫、調理、実食することで食べ物が出来る過程を知ったり、作ってくれる方への感謝や食べ物の大切さを知ることが出来る食育を行います。
(5)遊びの中に図形や数字を含めて興味を持ったり、子どもたちが話し合いの中で予定を決めたりし、カレンダーを意識していけるようにします。
(6)子どもたちの興味や関心を引き出し、話し合いの中で自発的な活動を促し、決めたことに責任を持てるようにしていきます。
(7)野外保育を計画し、季節の変化や自然物に触れる体験を通して子どもたちの世界観を広げていきます。
(8)家庭との連携の中で、早寝・早起き・朝ご飯の大切さを伝え、一緒になって生活リズムを整え、子どもの健康的な発達を援助していきます。
(9)近隣小学校と連携を取り、小学校での慣れ保育や上級生とのふれあいを通して、就学への不安を緩和し、小学生への親しみや憧れの気持ちを育みます。
小学校での授業体験や給食体験等を通して学校の楽しさや小学生になった時の生活や学習に対しての知識や体験を深め、円滑な就学移行を援助していきます。
小学校での授業体験や給食体験等を通して学校の楽しさや小学生になった時の生活や学習に対しての知識や体験を深め、円滑な就学移行を援助していきます。